島国の台湾には、日本と同じように梅雨の時期があります。ジメジメとして、湿度の高い日々。
そんな中、私たちはもうすぐ夏至を迎えます。日本も台湾も、季節は、一年でもっとも暑い時期へ。
“伏飲在內”
太陽は力いっぱい降りそそぎ、陽気は旺盛になりますが、私たちの体内ではいちばん陰気の多い状態になります。今は、そんなアンバランスが、体調不良をまねきやすいとき。
このタイミングで、暑い暑いと、ひえひえのものばかりからだに取り込んでいると、ますます陰気を重ねていくことになります。この時期の無理は、夏の終わりから秋冬の体調に影響すると考えられます。
「冬病夏治」という言葉があるように、寒い季節につらい不調には、夏場のケアが肝心です。
飲みものは、冷蔵庫から出してすぐにがぶ飲みせず、しばらく室温に置いて、からだがびっくりしない温度に。
すこし気をつけてみるだけで、きっとからだは応えてくれるはずです。心のととのえにもなりますね。